ゴミ箱を買おうとして、何リットルにすればいいか分からなくなっていると思います。
結論から言うと、人数だけで決めず、次の収集日までに溜まる量から逆算すると外しません。
同じ2人暮らしでも、自炊するかどうかと収集が週何回かで、必要な容量は倍近く変わります。
この記事では、容量の求め方と、置き場所に入るかどうかの確かめ方をまとめます。
記事のポイント
- 必要な容量を日数から逆算する方法
- 世帯人数ごとの目安と分別の増やし方
- 幅より高さで置けなくなる理由
- 本体のリットルと袋のリットルの違い
容量は人数ではなく日数で決まる
ゴミ箱の容量は、1日に出る量に「次の収集日までの日数」を掛けて求めます。
週2回の収集なら、いちばん長い間隔は3〜4日です。
つまり、1日分ではなく3〜4日分が入る容量が必要になります。
環境省の調査では、令和5年度の1人1日当たりのごみ排出量は851グラムでした。
(出典:環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和5年度)について)
ただし重さと体積は比例しません。
プラスチック容器は軽くて場所を取り、生ゴミは重くて場所を取らないためです。
1日に出る体積は自炊で倍変わる
ゴミ箱を選ぶときに見るべきは、重さではなく体積のほうです。
外食や惣菜が中心の生活だと、1人1日あたり約2Lが目安になります。
毎日自炊すると、野菜くずや食材の包装が増えて約4Lまで上がります。
外食中心の1人暮らしなら、4日分でも約8Lです。
自炊する1人暮らしなら、同じ4日分で約16L必要になります。
収集日までの日数を掛ける
可燃ゴミは週2回の自治体が多く、最長で3〜4日ぶんを家に置くことになります。
ここに、袋の口を結ぶ余白と、掃除などで急に増えたぶんの余裕を足します。
計算式にすると、1人1日の体積×人数×日数+余裕、という形になります。
世帯人数ごとの目安
上の計算をあてはめると、世帯ごとの目安はこうなります。
| 世帯 | 目安の容量 | 判断の分かれ目 |
|---|---|---|
| 1人(外食中心) | 10〜20L | 自炊の頻度 |
| 1人(自炊中心) | 20〜30L | プラの収集回数 |
| 2〜3人 | 30〜45L | 乳幼児の有無 |
| 4人以上 | 45〜70L | まとめ買いの量 |
乳幼児がいる家庭は、紙おむつのぶんを別の箱に分けたほうが本体が臭いにくくなります。
棚下に置くなら、開いたときの高さを抑えられる両開きのモデルが扱いやすくなります。
\ 45Lを棚下に入れたいなら /
1人暮らしの置き方は、一人暮らしのゴミ箱選びをまとめた記事で解説しています。
分別の数だけ箱がいる
可燃ゴミの容量が決まっても、それだけでは足りません。
資源ゴミは収集の間隔が長いため、家に置いておく期間も長くなります。
プラスチック製容器包装は週1回の自治体が多く、7日ぶんを溜めることになります。
ペットボトルは月2回のところもあり、2週間以上ストックする場所が必要です。
プラは軽いぶん体積を取るので、2人暮らしでも30L前後を見ておくと安心です。
床の面積を増やさずに分ける方法は、分別ゴミ箱をおしゃれに見せる記事で紹介しています。
置けるかどうかは幅より高さで決まる
容量が決まったら、置き場所に入るかを確かめます。
ここで見落とされやすいのが、幅ではなく高さです。
| 容量 | 幅の相場 | 奥行の相場 | 本体の高さ |
|---|---|---|---|
| 20L | 20.5〜23.2cm | 33.3〜38.0cm | 37.0〜45.5cm |
| 30〜35L | 22.0〜25.0cm | 37.0〜42.5cm | 48.0〜54.0cm |
| 45L | 26.5〜28.3cm | 41.0〜45.5cm | 55.5〜67.0cm |
20Lから45Lへ倍以上になっても、幅は6〜8cmしか増えません。
各社は幅を抑えたまま、高さと奥行きで容量を稼いでいるためです。
上開きの45Lは、フタを全開にすると先端が床から85〜100cmに達します。
カウンター下は60〜80cm程度なので、そのままでは棚板に当たります。
棚下の測り方は、棚下のゴミ箱収納をまとめた記事で解説しています。
本体のリットルと袋のリットルは意味が違う
45Lの本体に45Lの袋を掛けたのに合わない、ということが起きます。
原因は、両者のリットル表記の決め方が違うからです。
本体の表示は、縁まで入れたときの体積です。
袋の表示は、口を結ぶ余白を残して膨らませたときに入る量です。
同じ30Lでも、細長い本体だと袋の縦が足りず、底が浮いて落ちることがあります。
買う前に、開口部の周りの長さを測って袋の口が折り返せるかを確かめてください。
45Lの袋と本体の関係は、45Lゴミ箱の袋と本体の寸法をまとめた記事で詳しく整理しています。
容量別に向いている置き場所
同じ容量でも、置く部屋によって求められる形が変わります。
ここでは容量ごとに向いている場所を整理します。
15〜20Lは個室と洗面所
個室や洗面所は、ゴミの量より置き場所の狭さが先に効いてきます。
15〜20Lなら幅20cm台に収まるので、家具の隙間にも入ります。
詳しい寸法は、20Lゴミ箱の選び方をまとめた記事で確認できます。
30Lは1人暮らしのメイン
自炊する1人暮らしや、2人暮らしのプラゴミ用に向くのが30Lです。
本体の高さが48〜54cmなので、カウンター下にも入りやすい大きさになります。
足りるかどうかの判断は、30Lのゴミ箱の大きさをまとめた記事で説明しています。
50L以上は大家族と屋外
50Lを超えると、家庭のキッチンより屋外の一時保管や大家族向けになります。
満杯にすると6〜7kgを超えるため、キャスターの有無が使い勝手を分けます。
大容量の選び方は、大容量ゴミ箱の選び方をまとめた記事で比べています。
値段は開閉方式でほぼ決まる
同じ容量でも、フタの開き方によって価格帯が変わります。
| 開閉方式 | 価格の相場 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| かぶせ式・プッシュ式 | 1,500〜3,500円 | 収納の中や個室 |
| ペダル式(樹脂) | 3,500〜6,000円 | キッチンのメイン |
| ペダル式(金属) | 6,000〜15,000円 | 長く使いたい場所 |
| センサー式 | 8,000円以上 | リビングや来客のある場所 |
調べていて感じたのは、容量で迷う人ほど置き場所を測っていないという点です。
先に幅・奥行・上の空きの3つを測ると、候補は一気に減ります。
誤作動や電池の実際は、センサー式ゴミ箱のデメリットをまとめた記事で解説しています。
棚下に置きたいけれど自動で開けたい場合は、横に開くタイプなら干渉を避けられます。
ZitAは蓋が横へ動くので、上に棚板があっても当たりにくい構造です。
\ 棚下でも使える自動開閉を見る /
ゴミ箱のサイズに関するよくある質問
大きめを買っておけば間違いないですか?
大きすぎると袋が満杯になるまで日数がかかり、その間ずっと臭いが溜まります。
収集日ごとに出し切れる容量にしたほうが、結果として衛生的です。
45Lの袋を使うなら45Lの本体が必要ですか?
30〜35Lの本体に45Lの袋を掛ける使い方もあります。
袋に余りが出ますが、口を折り返せるぶん外れにくく、ゴミが軽いうちに出せます。
ゴミ箱は何個くらい必要ですか?
住んでいる自治体の分別区分の数がそのまま目安になります。
袋掛けフックが複数ある本体を選べば、1台で2〜3分別まで対応できます。
レジ袋を使う場合はどの号数が合いますか?
10〜15L相当なら関東20号、30L相当なら関東30号がおおよその目安です。
関西では号数の付け方が違うため、号数ではなく実寸で選ぶほうが確かです。
袋が大きすぎて外側にたるむときはどうしますか?
袋をセットしたあと本体を数回まわして、ねじれた部分を内側へ押し込みます。
見た目が整うだけでなく、袋がずれにくくなります。
ゴミ箱のサイズの決め方のまとめ
容量は人数ではなく、1日に出る体積×収集日までの日数で求めます。
外食中心なら1人1日約2L、自炊中心なら約4Lが体積の目安です。
1人暮らしは20〜30L、2〜3人は30〜45L、4人以上は45〜70Lが目安になります。
プラスチックやペットボトルは収集の間隔が長いので、別に置き場所を見ておきます。
置けるかどうかは幅ではなく、フタを開けたときの高さで決まります。
本体と袋のリットルは意味が違うため、開口部の周りの長さも測ってください。








