30リットルという数字を見ても、実際どのくらいの大きさなのか想像しにくいと思います。
先にお伝えすると、30Lの袋はおおよそ横50cm、縦70cmで、2Lのペットボトルが7本ほど入る大きさです。
本体はスリムなタイプで幅25cm前後、高さ50cm前後に収まる製品が多くなっています。
この大きさは、一人暮らしで自炊する人のメイン、または二人暮らしの可燃ごみ用にちょうど収まる容量です。
この記事では、袋と本体の寸法を先に整理したうえで、置き場所と袋の相性まで判断できるようにまとめます。
記事のポイント
- 30Lの袋と本体がどのくらいの大きさか
- 30Lで足りる暮らし方と足りない暮らし方
- 30Lのゴミ箱に30Lの袋が合うとは限らない理由
- 置き場所に入るか確かめる寸法の測り方
30Lの袋と本体はどのくらいの大きさか
まず数字を体で分かる形に置き換えます。
30Lのゴミ袋は、一般的に横が約50cm、縦が約70cmです。
2Lのペットボトルなら7本ほど、350mlの缶なら30本前後が入る計算になります。
高さでいうと、床に置いたときに股下あたりまで来る大きさです。
他の容量と並べると、位置づけがはっきりします。
| 容量 | 袋の寸法の目安 | 入る量の目安 |
|---|---|---|
| 15L | 約45cm×50cm | 一升瓶2本ほど |
| 20L | 約52cm×60cm | 2Lペットボトル5本ほど |
| 30L | 約50cm×70cm | 2Lペットボトル7本ほど |
| 45L | 約65cm×80cm | 2Lペットボトル10本以上 |
寸法は製品によって前後するため、目安として見てください。
本体のほうは、スリムを名乗る30Lの製品でおおむね幅20cmから26cm、奥行き35cmから45cm、高さ50cmから60cmに収まります。
たとえばアスベルのペダル式30Lは、幅25.6cm、奥行き38.5cm、高さ48.8cmという寸法です。
幅25cm前後というのは、冷蔵庫と壁の隙間や洗濯機の横に入る幅です。
30Lで足りるかは人数より頻度で決まる
容量だけを見て一人暮らし向けと決めるのは早いです。
同じ一人暮らしでも、自炊するかどうかでゴミの量はまったく変わります。
環境省の調査では、1人1日あたりのごみ排出量は839gとされています(出典:環境省公式サイト)。
ただし、この数字には事業系のごみも含まれるため、家庭で出る量はこれより少なくなります。
実際の判断は、次の3つを組み合わせて考えてください。
一人暮らしで自炊するなら30L
可燃ごみの収集が週2回であれば、次の収集日まで3日から4日ぶんをためることになります。
自炊をすると、野菜の皮や食品トレー、パッケージが毎日出ます。
20Lだと3日目には口が塞がらなくなり、収集日の前に押し込むことになります。
30Lなら、詰め込まずに袋の口を結べる余裕が残ります。
逆に、外食や惣菜が中心でほとんど料理をしない場合は、20Lでも足ります。
20Lで足りるかどうかの判断は、20Lゴミ箱の選び方で詳しく扱っています。
二人暮らしなら可燃ごみ用に30L
二人暮らしになると、単純に量が倍近くになります。
この場合、30Lは可燃ごみ専用として使うのが現実的です。
問題になりやすいのがプラスチックごみのほうです。
食品トレーや包装はかさばるうえ、収集が週1回や隔週の地域が多くなっています。
そのため、可燃ごみに30L、プラスチックごみに45Lという組み合わせが扱いやすくなります。
45Lのほうの選び方は、45Lのゴミ箱の選び方でまとめています。
30Lのゴミ箱に30Lの袋が合うとは限らない
ここが最も間違えやすい部分です。
30Lのゴミ箱を買ったから30Lの袋、という選び方をすると使いにくくなります。
袋に書かれた30Lは、袋をいっぱいまで膨らませたときの容積です。
口を結ぶための余りは、この数字に含まれていません。
一方、ゴミ箱の30Lは、底から縁までの容積を指しています。
そのため、30Lの本体に30Lの袋を入れて満杯にすると、口を結ぶ余裕が残りません。
目安として、本体の容量は袋の容量の7割から8割にあたる大きさが扱いやすくなります。
つまり、30Lの袋を無駄なく使いたいなら、本体は20Lから25Lのものが合います。
逆に、30Lの本体をいっぱいまで使いたい場合は、40Lから45Lの袋を用意すると口を結べます。
袋が口に届くか計算で確かめる
容量が合っていても、袋が本体の口に被らなければ使えません。
確認するのは、袋の周囲の長さと本体の口の外周です。
袋の周囲は、次の式で出せます。
- 袋の横幅を測る
- マチがある袋はマチの長さを足す
- その合計を2倍する
- 出た数字と、本体の口の外周を比べる
マチのない30Lの袋なら、横50cmなので周囲は約100cmになります。
本体の口の外周がこれより大きいと、そもそも袋が被りません。
加えて、縁に折り返す分として10cmから15cmを見ておいてください。
袋の縦の長さが、本体の高さに折り返し分を足した数字より長いことも条件になります。
袋が浮くときは空気を抜く
袋が底まで落ちずに浮いてしまうことがあります。
本体と袋の間に空気が閉じ込められるためです。
次の順番で入れると収まります。
- 袋の口を広げて空気を入れる
- 口を軽くすぼめて隙間を作る
- 底から口へ手を滑らせて空気を抜く
- 細くなった袋を本体に落とす
満杯の袋が抜けなくなる場合も、原因は同じ空気です。
底に丸めた新聞紙を敷いておくと隙間ができ、抜きやすくなります。
新聞紙は生ごみの水分を吸うため、臭い対策にもなります。
置き場所に入るか寸法で確かめる
30Lは、置き場所を選べば隙間に収まる容量です。
ただし、測る場所を間違えると入りません。
幅と奥行きは実測する
先に測っておきたいのは、置きたい場所の幅と奥行きです。
冷蔵庫と壁の間、洗濯機の横、シンク下のカウンター下などが候補になります。
このとき、幅はぴったりではなく2cmから3cm余裕を見てください。
両側が壁だと、出し入れのときに手が入りません。
キャスター付きの製品なら、掃除のときに引き出せるので奥行きのある場所でも使えます。
寸法が公開されている製品なら、買う前に置き場所と見比べられます。
\ 幅25cm台で入るか測ってみる /
フタが開く高さを見落とさない
ここでつまずく人が多い部分です。
本体の高さが入っても、フタを開けたときに上の棚に当たることがあります。
手前に倒れるタイプのフタは、全開にすると70cmから85cmまで上がります。
カウンター下や棚の下に置くなら、フタの開き方で選んでください。
- 両開きは中央から左右に分かれるため、開いたときの高さが低い
- スライド式は上に跳ね上がらず、後ろへ引き込む
- 前開きは上に何もなくても袋の交換がしやすい
幅で選ぶ考え方は、薄型ゴミ箱を幅で選ぶ方法でも整理しています。
臭いが気になるならフタの構造を見る
30Lは生ごみを数日ためる容量なので、フタの作りで差が出ます。
見るのは、フタと本体が触れる部分にパッキンが入っているかどうかです。
パッキンがないと、フタがあっても隙間から臭いが上がってきます。
もうひとつ効くのが、フタがゆっくり閉じる仕組みです。
勢いよく閉まると内部の空気が押し出され、臭いが顔にかかります。
生ごみを入れる予定があるなら、密閉をうたうタイプを候補に入れてください。
\ パッキン付きで数日ためられるか見る /
臭い対策の考え方は、密閉性で選ぶ臭わないゴミ箱でまとめています。
自治体の袋サイズを先に確認する
最後に、買う前に調べておきたいことがあります。
住んでいる地域が指定ごみ袋を使う制度かどうかです。
指定袋がある地域では、売っているサイズが決められています。
30Lの指定袋がなく、45Lしか選べない地域も少なくありません。
その場合、30Lの本体に45Lの袋を入れると口が大きく余ります。
余った部分は外に垂れるため、見た目が気になる人には向きません。
指定袋のサイズを先に確認してから、本体の容量を決めてください。
指定袋がなく市販の袋を使える地域なら、本体に合わせて袋のサイズを選べます。
その場合は、30Lの本体に40Lの袋という組み合わせも取れます。
30Lのゴミ箱に関するよくある質問
30Lの袋には何がどのくらい入りますか?
2Lのペットボトルで7本ほどが目安です。
潰して入れれば10本前後まで収まります。
30Lは一人暮らしには大きすぎますか?
自炊をするなら大きすぎません。
料理をほとんどしない場合は20Lでも足ります。
レジ袋を30Lのゴミ箱に使えますか?
一般的なレジ袋では容量が足りません。
スーパーの大きいサイズでも15Lから20L程度なので、本体の口には届かないことが多くなります。
30Lのゴミ箱を分別に使えますか?
袋止めが複数に対応していれば、1台を2つに分けて使えます。
スリムな本体を2台並べる方法もあり、こちらのほうが袋の交換は楽です。
袋が本体から外れるのはなぜですか?
袋の折り返しが足りていない可能性があります。
縁に10cm以上かけるか、袋止めが付いている製品を選んでください。
30Lのゴミ箱のまとめ
30Lの袋はおおよそ横50cm、縦70cmで、2Lペットボトルが7本ほど入る大きさです。
本体はスリムなタイプで幅25cm前後、高さ50cm前後が中心になります。
一人暮らしで自炊をするならメイン、二人暮らしなら可燃ごみ用として収まる容量です。
本体と袋は同じ数字で揃えず、本体を袋の7割から8割の容量にすると口を結べます。
30Lの本体をいっぱいまで使うなら、40Lから45Lの袋を用意してください。
置き場所は幅と奥行きに加えて、フタを開けたときの高さも測っておきます。
生ごみをためるなら、パッキンの有無とフタの閉じ方を確認してください。
指定ごみ袋のある地域では、袋のサイズを先に調べてから本体を選ぶと失敗しません。




