ZitAのゴミ箱が気になっているものの、1万5千円から3万円という価格に手が止まっている方は多いと思います。
結論から言うと、ZitAが向いているのは、キッチンやリビングで1日に何度もフタを開ける家庭です。
フタが上ではなく横に動くため、開けたときに中の空気をかき回さず、ニオイが顔まで上がってきにくい構造になっています。
一方で開口部が狭く、大きな食品トレーをそのまま入れにくいという弱点もあります。
この記事では、2つのモデルの違い、価格に見合う条件、買う前に測っておきたい場所を整理します。
記事のポイント
- フタが横に動くのでニオイが舞い上がりにくい
- 上に開かないため棚下やカウンター下にも置ける
- 開口部が狭く、大きなトレーは入れにくい
- 電池と消臭剤、フタの再購入という維持費がかかる
ZitAの特徴は「上に開かない」こと
ZitAを他の自動開閉ゴミ箱と分けているのは、フタの動き方です。
ここが分かると、価格差の理由も見えてきます。
横に動くのでニオイが舞い上がりにくい
多くの自動開閉ゴミ箱は、フタが上へ跳ね上がる作りです。
この動きは中の空気を押し出すため、開けた瞬間にニオイが顔のほうへ向かってきます。
ZitAはフタが水平に動くだけなので、中の空気をかき回しません。
口コミでも、夏場の生ゴミのニオイが気にならなくなった、コバエが減ったという傾向が見られます。
ニオイの元を断つ方法は、ゴミ箱の臭いの原因と対策をまとめた記事で解説しています。
上に開かないので置ける場所が増える
フタが上へ開くゴミ箱は、本体の高さに加えてフタが開くぶんの空間が要ります。
ZitAはフタが本体の幅の中で動くため、その余白が不要です。
カウンター下や棚下など、高さに制限のある場所へ入れられます。
置き場所が限られている住まいほど、この構造が効いてきます。
現行は2モデル、価格と素材で分かれる
初代ZitAとZitA miniは終売となり、現在は2モデルの構成です。
どちらもフタが横に動く点は同じで、違いは素材、開き方、価格にあります。
SQUAREはシャッター式の上位モデル
角型のZitA SQUAREは、フタがシャッターのように横へスライドします。
本体はアルミニウム合金で、表面は漆喰を思わせる仕上げです。
フタの内側に専用の消臭剤を入れるスロットがあり、構造と消臭剤の両方でニオイに対応します。
開閉時間を1秒から5秒の間で変えられるため、ニオイ漏れを抑えたい場合は短く設定できます。
CIRCLEは容量と価格のバランス型
円柱型のZitA CIRCLEは、フタが左右に分かれて開きます。
外装はステンレスで、重さは約2.75kgとSQUAREより軽く、掃除のときに動かしやすい作りです。
最大容量は49Lで、SQUAREの45Lより大きく取れています。
別売の分別リングを使うと、1台の中に30L袋を2つ設置して分別できます。
2モデルの仕様を並べます。
価格は販売店や時期によって変わるため、購入前に最新の価格を確認してください。
| 項目 | SQUARE | CIRCLE |
|---|---|---|
| 形 | 角型 | 円柱型 |
| 価格(2026年8月時点の公表価格) | 27,800円 | 14,980円 |
| 本体サイズ | 幅30.0×奥行30.0×高さ60.7cm | 幅33.5×奥行33.5×高さ55.6cm |
| 開口部 | 約20×20cm | 最大約22×25.5cm |
| 最大容量 | 45L | 49L |
| 重量 | 約4.8kg | 約2.75kg |
| 素材 | アルミニウム合金・ABS樹脂 | ステンレス・ABS樹脂 |
| 電池 | 単3×4本または8本 | 単2×2本 |
| 分別リング | 非対応 | 別売で対応 |
置き場所の高さが厳しいならSQUARE、容量と価格を優先するならCIRCLEという分け方になります。
他の高価格帯モデルとの位置づけは、高級ゴミ箱の価格差を比較した記事にまとめています。
横開きの構造や消臭剤の仕組み、現在の価格は公式サイトで確認できます。
60日間の返品保証と1年間の製品保証の条件も、あわせて確認しておくと判断しやすくなります。
\ 横開きの構造を写真で確かめる /
弱点は開口部の狭さと維持費
評価の高い製品ですが、合わない条件もはっきりしています。
買ってから気づくと戻しにくいため、先に見ておいてください。
大きなトレーはそのまま入らない
フタが本体の上面の中で動く構造上、ゴミを入れる口は本体サイズより小さくなります。
SQUAREで約20×20cm、CIRCLEで最大約22×25.5cmです。
スーパーの大きめの食品トレーは、水平のままでは入らないことがあります。
トレーや発泡スチロールを頻繁に捨てる家庭では、フタが上へ大きく開くタイプのほうが向きます。
電池と消臭剤が定期的にかかる
電源はコンセントではなく乾電池です。
置き場所を選ばない反面、交換の手間と費用が続きます。
公表されている稼働時間の目安は次のとおりです。
- SQUARE:単3を8本で最大約17か月、4本で約8.6か月
- CIRCLE:単2を2本で半年から約10か月
SQUAREは消臭剤の交換も必要で、目安は約6か月ごとです。
フタが故障すると再購入の費用がかかる
センサーとモーターを内蔵した可動部があるため、手動のゴミ箱ほど長くは使えません。
1年間の保証内であれば無償で対応されますが、保証が切れた後はセンサーの入ったフタだけを買い直すことになります。
公表されているフタの価格は、SQUAREが12,000円、CIRCLEが7,980円です。
本体価格の半分近くになるため、この維持費を許容できるかが判断の分かれ目になります。
センサー式に共通する弱点は、センサー式ゴミ箱のデメリットを解説した記事で説明しています。
買う前に測っておきたい3か所
返品保証があるとはいえ、測ってから選んだほうが手間になりません。
次の3点を確認してください。
設置する幅と高さ
SQUAREは高さ60.7cm、CIRCLEは55.6cmあります。
カウンター下へ入れる場合は、天板までの高さに余裕があるかを測ってください。
メーカーはカウンター下に置く場合、上に10cm程度の空間を確保するよう案内しています。
天板が近すぎると、センサーが反応してしまうことがあるためです。
人が通る導線との距離
センサーの感知距離は、CIRCLEが0〜30cm、SQUAREが5〜30cmの範囲で調整できます。
通路側に置く場合は短く設定すると、通っただけで開くことがなくなります。
ペットが乗る環境では、センサーを切って手動だけで使うこともできます。
使っている袋のサイズ
どちらのモデルも45Lと30Lの袋に対応しています。
専用のリングに袋をかけて落とし込む方式なので、外から袋が見えません。
内箱がなく底まで袋を使えるため、袋の交換回数が減ったという声が多く見られます。
45Lを基準に他のゴミ箱と比べたい場合は、45Lゴミ箱の選び方をまとめた記事も参考になります。
迷ったときに使える仕組みがある
価格が高いぶん、買ってから合わなかったときの負担が大きくなります。
公式ストアには、その不安を減らす制度が用意されています。
60日間の返品保証
公式ストアでは、到着から60日以内であれば理由を問わず返品を受け付けています。
サイズが合わなかった、音が気になったといった自己都合でも対象になります。
返品条件は変更されることがあります。
制度をあてにして購入する場合は、注文前に公式ストアの記載を確認しておいてください。
購入前に試せるサービス
SQUAREには、購入前に一定期間試せるレンタルのサービスも用意されています。
自宅のカウンター下に収まるか、センサーの反応がどうかを確かめてから決められます。
置き場所に合うかどうかが最大の不安なら、先に試してから決められます。
ZitAのゴミ箱に関するよくある質問
SQUAREとCIRCLEはどちらを選べばいいですか?
置き場所の高さが厳しい、またはリビングに置いて見た目を重視するならSQUAREです。
容量と価格を優先し、分別も1台で済ませたいならCIRCLEが向きます。
自治体の指定ゴミ袋は使えますか?
45Lまたは30Lのサイズであれば使えます。
専用のカートリッジが必要な自動密閉タイプと違い、市販の袋をそのままかけられる方式です。
開閉の音は静かですか?
無音ではありません。
モーターの動く音がするため、寝室など静かな場所に置く場合は音の感じ方を確かめてから決めてください。
ペットがいる家でも使えますか?
使えます。
フタに飛び乗るなど誤作動が心配な場合は、センサーを切って手動のボタンだけで運用できます。
ZitAのゴミ箱のまとめ
ZitAの特徴は、フタが上ではなく横に動くことです。
中の空気をかき回さないため、開けたときにニオイが舞い上がりにくくなります。
フタが上に開かないので、カウンター下や棚下など高さに制限のある場所へも置けます。
現行はSQUAREとCIRCLEの2モデルで、置き場所の高さと見た目を優先するなら前者、容量と価格なら後者です。
一方で開口部が狭く、大きな食品トレーをそのまま入れにくい点は先に知っておいてください。
電池と消臭剤の交換、保証が切れた後のフタの再購入という維持費もかかります。
毎日何度もフタを開ける家庭で、その手間とニオイを減らすことに費用をかけられるなら、価格に見合う選択肢になります。
まずは置きたい場所の幅と高さを測って、収まるかどうかを確かめてみてください。




