新聞紙やチラシでゴミ箱を折りたいけれど、手順が思い出せない状況だと思います。
折り方は大きく3種類あり、使う紙の大きさで作れるものが変わります。
卓上に置く小さな箱ならチラシ1枚、キッチンで使う深い箱なら新聞紙の見開きが必要です。
紙の箱が便利なのは、水分を吸って臭いを抑えられるうえ、汚れたらそのまま捨てられるからです。
この記事では、紙のゴミ箱の作り方を3通り紹介し、破れにくくするコツと向かない使い方までまとめます。
記事のポイント
- チラシ1枚で作る基本の折り方
- 新聞紙で作る深めの箱の折り方
- 折らずに20秒で作る方法
- 紙の大きさと完成サイズの目安
- 破れやすい場所と補強のしかた
紙のゴミ箱が生ゴミに向く理由
紙の箱が便利なのは、形が作れるからだけではありません。
新聞紙やチラシは水分を吸い込みます。
生ゴミの臭いは、水分が多い状態で雑菌が増えることで強くなります。
鹿児島市も、水分が多いと悪臭が発生しやすくなると案内しています(出典:鹿児島市公式サイト)。
紙で受けると、その水分が紙側に移ります。
水分が減るほど、臭いも虫も出にくくなります。
さらに、新聞紙の黒いインクには炭の粉が使われています。
炭には臭いの成分を吸い寄せる性質があるため、水分の吸収と合わせて二重に効きます。
ゴミ箱の臭い対策全体はゴミ箱の臭いをスッキリ解決でまとめています。
紙の大きさと完成サイズの目安
作る前に、どの紙を使うかを決めてください。
紙の大きさで、完成する箱の用途が変わります。
| 使う紙 | 完成サイズの目安 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 新聞紙の見開き | 約20×20×高さ25cm | キッチンの生ゴミ、ゴミ箱の内袋 |
| 新聞紙1ページ | 約14×14×高さ15cm | 調理中の野菜くず入れ |
| 折込チラシ | 約13×13×高さ6cm | 食卓の皮入れ、殻入れ |
| A4のコピー用紙 | 約10×10×高さ5cm | 机の上の小さなゴミ |
| 折り紙 | 約5×5×高さ2cm | 薬の空き殻、文具の小物入れ |
大きすぎる箱を食卓に置くと場所を取ります。
逆に小さすぎると、すぐにあふれて意味がなくなります。
捨てたいものの量に合わせて紙を選んでください。
キッチンで使う場合は、新聞紙の見開きが使いやすいサイズです。
折り方は3種類から選ぶ
ここからは実際の折り方です。
用途によって向いている折り方が違うので、順に説明します。
チラシで作る基本の箱
いちばん使われているのが、この折り方です。
チラシやA4の紙など、長方形の紙で作れます。
新聞に入ってくる広告で作る場合も、手順は同じです。
- 紙を縦半分に折る
- さらに横半分に折ってから開き、中心の折り筋を付ける
- 袋になっている部分に指を入れて開き、三角に潰す
- 裏側も同じように三角に潰す
- 本のページをめくるように左右を返し、平らな面を表に出す
- 左右の端を中心の線に向かって折る
- 裏側も同じように中心へ折る
- 上に出ている先端を手前に折り下げる
- 裏側の先端も折り下げる
- 上の口から指を入れ、底が四角くなるように広げる
6番目で中心の線にぴったり合わせると、まっすぐな箱になります。
少し斜めに折ると、口が広がった台形の箱になります。
皮や殻を入れるなら、口が広いほうが使いやすくなります。
自治体でもこの折り方を図で公開しています(出典:鹿児島市公式サイト)。
新聞紙で作る深めの箱
キッチンで使うなら、こちらの折り方です。
新聞紙の見開きを使うと、深さのある縦長の箱になります。
- 新聞紙を開き、開いている側を上に向ける
- 下から3分の1ほどの位置で水平に折り上げる
- 全体を裏返す
- 左から3分の1の幅で垂直に折る
- 右からも3分の1の幅で折り、端を左側の隙間に差し込む
- 筒になったら上下を返し、底になる側を手前にする
- 下の両端を中央に向けて三角に折る
- とがった部分を上に折り上げ、横の隙間に差し込む
- 口から手を入れ、底のマチを広げて立てる
2番目で折り上げる幅が、底の奥行きになります。
深く折るほど安定しますが、その分だけ高さは低くなります。
5番目と8番目の差し込みが浅いと、途中でほどけます。
指でしっかり奥まで押し込んでください。
折らずに巻き付ける方法
いちばん簡単なのが、この方法です。
既にあるゴミ箱に、新聞紙を巻き付けるだけです。
- ゴミ箱の上に新聞紙を見開きのまま被せる
- ゴミ箱の外側に沿わせて、そのまま巻き付ける
- 上に余った部分をひとつにまとめてねじる
- ねじった部分をゴミ箱の内側の底へ押し込む
慣れれば20秒ほどで終わります。
捨てるときは、押し込んだ端を引き上げて包むだけです。
中身に直接触れずに捨てられるため、生ゴミを扱う場面で役立ちます。
折り目を作らないので、不器用でも失敗しません。
破れにくくするコツ
紙の箱でよくある失敗が、底が抜けることです。
水分の多いものを入れると、紙の強度が落ちて破れます。
防ぐ方法は3つあります。
- 新聞紙を2枚重ねてから折り始める
- 完成した箱の底に、切った紙をもう1枚敷く
- 折り目を爪や定規の縁でしっかり押さえる
とくに効くのが2枚重ねです。
吸える水分の量が倍になり、底が抜けにくくなります。
3つ目の折り目については、見落とされがちです。
指で軽く折っただけだと、紙が戻ろうとして箱が開いてきます。
角をしっかり付けると、箱が自分で立つようになります。
向いている使い方と向かない使い方
便利な紙の箱ですが、万能ではありません。
向き不向きをはっきりさせておくと、失敗しません。
向いているのは、次のような使い方です。
- 調理中の野菜くずを受ける
- 食卓で皮や殻を入れる
- ゴミ箱の内側に入れて水分を吸わせる
- 机の上の小さなゴミをまとめる
- 使い終わったらそのまま捨てる
逆に、向かないのは長時間ためておく使い方です。
紙は水分を吸い続けると、いずれ底からしみ出します。
また、フタがないため臭いを閉じ込めることはできません。
紙の箱は一時的な受け皿であって、本体のゴミ箱の代わりにはなりません。
その日のうちに口を閉じて、本体のゴミ箱へ移してください。
ためておく側のゴミ箱はキッチンのゴミ箱はこれで正解を参考にしてください。
まとめて作ってストックする
毎回その場で折るのは面倒です。
時間のあるときに何枚か折って、平らなまま保管しておくと使いやすくなります。
基本の箱なら、底を広げる前の平らな状態で止めておけます。
上の三角の部分を本体の隙間に差し込むと、板のように薄くなります。
この形なら何十枚重ねても場所を取りません。
使うときは、差し込んだ部分を引き出して広げるだけです。
キッチンの引き出しや、ゴミ箱のすぐ横に立てて置いておくと続けやすくなります。
自分でゴミ箱そのものを作りたい場合は理想のゴミ箱をdiyで作るもあわせてご覧ください。
新聞紙のゴミ箱に関するよくある質問
チラシと新聞紙では、どちらが向いていますか?
水分を吸わせたいなら新聞紙が向いています。
チラシは表面が光沢加工されていることが多く、水を弾く場合があります。
作った箱はそのまま燃えるゴミに出せますか?
中身と一緒に可燃ゴミとして出せる地域がほとんどです。
分別のルールは自治体で違うため、お住まいの区分を確認してください。
油や汁を入れても大丈夫ですか?
少量なら問題ありませんが、たまるとしみ出します。
汁気の多いものは、紙を2枚重ねてから使ってください。
虫が寄ってくることはありませんか?
紙で包むと臭いが漏れにくくなるため、放置するより寄りにくくなります。
ただし出しっぱなしにすると同じなので、その日のうちに処分してください。
折り紙のような正方形の紙でも作れますか?
作れます。
正方形の紙は底が二重になる折り方ができるため、小さくても丈夫な箱になります。
新聞紙のゴミ箱の折り方のまとめ
紙のゴミ箱は、水分を吸って臭いを抑えられるのが最大の利点です。
折り方は、チラシで作る基本の箱、新聞紙で作る深い箱、巻き付けるだけの方法の3つがあります。
使う紙の大きさで完成サイズが決まるので、捨てたい量から選んでください。
水分の多いものを入れる場合は、2枚重ねと底の補強で破れを防げます。
ただし紙の箱は一時的な受け皿です。
その日のうちに口を閉じて本体のゴミ箱へ移すところまでを、ひとまとまりの流れにしてください。



